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今回のブログを執筆させていただくのは、外装劣化診断士の木須です。

住まいのメンテナンスにおいて、意外と見落とされがちなのが「樋(とい)」、つまり雨樋(あまどい)の存在です。
雨樋は雨水を効率よく排水するための重要な設備であり、適切なメンテナンスを行うことが耐久性や美観を保つ上で非常に重要です。
雨樋は雨水を一箇所に集めて排水を行うため、ホコリや葉っぱが溜まりやすく、これらが腐食することによって、塗装も8~10年程度で剥げてしまいます。
また、雨樋の不具合は日常生活の中では気付きにくく、補修も遅れがちですが、いざ破損などを起こしてしまうと、とても不便です。
そこで今回は、雨樋の役割や塗装の重要性、そしてそのタイミング、方法などについて詳しくご説明します。
@「雨樋(あまどい)」とは?

A. 雨樋の役割
◆ 外壁や基礎を劣化から守る
屋根に降り注いだ雨水は、軒先から雨樋を通って地面に落ちていきます。
もし雨樋がなければ、雨水はそのまま建物や地面に落下するため、地面に溝や水溜まりが発生し、泥跳ねなどで外壁や基礎を汚してしまいます。
外壁や基礎が湿気を帯びた状態が長く続くと、コケやカビが生じるだけでなく、シロアリの餌食にもなりやすくなります。
他にも、雨樋が無いと、勢いよく落水した雨水が地面を削ってしまい、地盤が軟弱化してしまうことがあるのも怖いところです。
雨樋を設けることで、雨水の排水経路が確保され、外壁や基礎の耐久性を高めることができるのです。
◆ 住まいの美観を維持する
住まいの美観を損ねる要因の一つとして、外壁の汚れが挙げられます。
雨水が屋根の上の土や埃と混ざり外壁を伝って下に流れると、汚れとなって付着してしまいます。
雨樋を設置し、極力雨水が外壁を伝わないようにすることで、綺麗な住まいを保つことができます。
◆ 雨漏りを防ぐ
雨樋が取り付けられていれば、屋根面に降り注いだ雨水は雨樋が受け止めてくれるため、極力外壁を流れることなく排水されます。
しかし、雨樋がなく、なおかつ外壁やシーリング部分に劣化やひび割れが生じている場合、雨水にさらされる機会が増え、建物内部にまで浸水してしまう恐れが出てきます。
雨漏りや躯体へのダメージを誘発する可能性も潜んでおり、雨樋はその防止に一役買っているのです。
他にも、雨水が外壁を伝うことで、ひどい雨染みになってしまうこともあります。
雨樋に何らかの不具合が生じ、本来の排水機能が果たせなくなると、こういったリスクが高まるため、定期的な点検やメンテナンスが必要です。
◆ 近隣トラブルを避ける
隣家と密接している場合、雨樋を設けていないと屋根の上の雨水が隣家の敷地まで流れ込んでしまったり、泥跳ねを起こしてしまうことがあります。
万が一、隣家を汚してしまったり、迷惑になってしまうと、ひいては近隣トラブルへと発展しかねません。
穏便に過ごすためにも、配慮することが大切です。
B. 雨戸・戸袋の塗装が必要な理由
◆ 部材の劣化を防ぐため
雨樋も常に太陽の紫外線や雨にさらされ、色褪せや傷などの劣化が生じていきます。
雨樋の多くで使用されている塩化ビニール樹脂は紫外線によって劣化し、割れやすくなります。
また、鉄製の雨樋の場合は塗装によって錆の発生を遅らせることもできます。
このように塗装メンテナンスを行うことで、雨樋にもしっかりとした塗膜が形成され、耐久性の向上が見込めます。
◆ 美観の維持
外壁塗装と同時に雨樋まで塗装する理由の一つに、全体の美観が挙げられます。
雨樋自体の耐久年数は通常20~25年、塗装部分は8~10年程度で剝がれや退色などの症状が発生します。
そのため、屋根や外壁の塗り替え工事を行う際には、雨樋も塗装のタイミングを迎えていることがほとんどです。
外壁や屋根を綺麗に塗装すると、塗装していない付帯部の劣化や汚れがことさら目に付くようになります。
そこで同時にに塗装し、細部まで丁寧なメンテナンスを行うことで、建物全体のバランスをとることができます。
C. 雨樋に起こるりうる不具合とは?
雨樋にも定期邸な点検やメンテナンスが必要とお伝えしましたので、ここで具体的な不具合について解説いたします。
- 落ち葉などの詰まりによるオーバーフロー
- 泥などによる詰まり
- ジョイント(繋ぎ目)の外れや、ジョイントからの雨漏り
- 台風や強風による歪みや破損
上記の項目に当てはまるようなことがないか、確認するようにしましょう。
雨樋は清掃や塗装によってメンテナンスを行うことができますが、割れや漏れなど不具合が大きければ、交換が必要になることもあります。
D. H様邸の雨樋塗装の流れ
庇の塗装は、外壁塗装と同様に、しっかりとした手順を踏むことが大切です。
1.高圧洗浄・ 下地処理
雨樋の表面に溜まった汚れやホコリ、コケなどを高圧洗浄やブラシでしっかりと除去します。
水分が残った状態での塗装は密着不良の原因となるため、洗浄後は十分に乾燥させます。
また、補修やサビ落としを行い、塗料がしっかりと付着するようにします。
下地処理を丁寧に行うことで、塗装の仕上がりや耐久性が大きく向上します。
2. 上塗り1回目
使用する塗料メーカーによって定められている基準に則って施工していきます。
上塗りは通常2回塗りが推奨されており、1度目の塗装が完全に乾いてから2度目を塗ることで、より耐久性の高い塗膜を形成します。
上塗り1回目を終えた後は、指定されている乾燥時間を守り、完全に乾くのを待ちます。
3.塗装2回目
上塗り1回目に問題がないことを確認した後、2回目に入ります。



一箇所一箇所丁寧に作業し、ムラなく綺麗に仕上がりました。
上塗りを2回に分けて行うことで、塗装が均一になり、剝がれにくくなります。
仕上がりの美しさはもちろんのこと、厚みのある塗膜が形成され、保護機能も高まりました。
D. まとめ
雨樋の塗装は、見た目だけでなく機能性の維持にも深く関わる重要な作業です。
定期的な点検と塗装を行うことで、家全体の寿命を延ばし、美しさを保つことができます。
特に外壁や屋根と同時に行うことで、効率的かつコストパフォーマンスの高いメンテナンスが可能です。

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