【小城市H様邸の外壁塗装】雨樋の交換を行いました!| 株式会社キス(プロタイムズ佐賀西店)

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【小城市H様邸の外壁塗装】雨樋の交換を行いました!
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今回のブログを執筆させていただくのは、外装劣化診断士の木須です。


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小城市H様邸にて「雨樋の交換」を行いましたので、本日はその様子を公開いたします!

小城市H様邸の外壁塗装(雨樋交換)

住まいのメンテナンスにおいて、意外と見落とされがちなのが「樋(とい)」、つまり雨樋(あまどい)の存在です。

雨樋は雨水を効率よく排水するための重要な設備であり、建物の屋根からの雨水を受け止めて地上に導くことで、外壁や基礎部分が水によって劣化するのを防ぎます。


しかし、長年使用すると、雨樋は経年劣化や自然災害(台風、雪、強風など)の影響により破損や詰まりが発生しやすくなります。

こうした問題が発生した際には、「雨樋の交換工事」が必要になります。

放置しておくと、家全体の老朽化を早める原因にもなりかねません。

そこで今回は、雨樋の役割や、そしてそのタイミング、方法などについて詳しくご説明します。


@「雨樋(あまどい)」とは?


株式会社キスの外壁塗装(雨樋その1)

「雨樋(あまどい)」とは、屋根に降った雨水を集めて地面や排水口に導くための設備のことです。
日本の住宅ではほぼすべての建物に設置されており、見た目は屋根の縁に沿って取り付けられている細長い筒状や溝状の部材です。


A. 雨樋の役割

雨樋は屋根から流れ落ちる雨水を集め、スムーズに地上に流すことを目的として、鼻隠しや垂木と呼ばれる部材に取り付けられています。

株式会社キスの外壁塗装(雨樋その2)

◆ 外壁や基礎を劣化から守る


屋根に降り注いだ雨水は、軒先から雨樋を通って地面に落ちていきます。

もし雨樋がなければ、雨水はそのまま建物や地面に落下するため、地面に溝や水溜まりが発生し、泥跳ねなどで外壁や基礎を汚してしまいます。

外壁や基礎が湿気を帯びた状態が長く続くと、コケやカビが生じるだけでなく、シロアリの餌食にもなりやすくなります。


他にも、雨樋が無いと、勢いよく落水した雨水が地面を削ってしまい、地盤が軟弱化してしまうことがあるのも怖いところです。

雨樋を設けることで、雨水の排水経路が確保され、外壁や基礎の耐久性を高めることができるのです。


◆ 住まいの美観を維持する


住まいの美観を損ねる要因の一つとして、外壁の汚れが挙げられます。

雨水が屋根の上の土や埃と混ざり外壁を伝って下に流れると、汚れとなって付着してしまいます。

雨樋を設置し、極力雨水が外壁を伝わないようにすることで、綺麗な住まいを保つことができます。


◆ 雨漏りを防ぐ


雨樋が取り付けられていれば、屋根面に降り注いだ雨水は雨樋が受け止めてくれるため、極力外壁を流れることなく排水されます。

しかし、雨樋がなく、なおかつ外壁やシーリング部分に劣化やひび割れが生じている場合、雨水にさらされる機会が増え、建物内部にまで浸水してしまう恐れが出てきます。

雨漏りや躯体へのダメージを誘発する可能性も潜んでおり、雨樋はその防止に一役買っているのです。


他にも、雨水が外壁を伝うことで、ひどい雨染みになってしまうこともあります。

雨樋に何らかの不具合が生じ、本来の排水機能が果たせなくなると、こういったリスクが高まるため、定期的な点検やメンテナンスが必要です。


◆ 近隣トラブルを避ける


隣家と密接している場合、雨樋を設けていないと屋根の上の雨水が隣家の敷地まで流れ込んでしまったり、泥跳ねを起こしてしまうことがあります。

万が一、隣家を汚してしまったり、迷惑になってしまうと、ひいては近隣トラブルへと発展しかねません。

穏便に過ごすためにも、配慮することが大切です。


B.  雨樋が壊れる原因と対策

◆ ゴミが溜まって詰まる

雨樋に枯れ葉やゴミが詰まると、水の流れをせき止めてしまい、壊れる原因となります。
特に近くに樹木がある場合は枯れ葉が入り込みやすく、他にも鳥の巣や、風で飛んできたビニール袋が見られることもあります。
その他にも、長年蓄積したホコリが溜まり、泥状に固まった土とゴミの混合物が雨樋を詰まらせてしまうケースも存在します。


上手く水が流れなくなってしまうと、過度な水圧がかかり、雨樋が破損する可能性が出て来るため、定期的な点検を行うようにしましょう。
手が届く範囲のゴミや落ち葉を取り除き、雨樋にバケツで水を流し入れてスムーズは排水が確認できれば、問題ありません。
普段から気に掛けておけば、台風をはじめとする自然災害の時も安心です。


◆ 経年劣化

一般的に雨樋の耐用年数は20~25年と言われています。

塩化ビニール樹脂や合成樹脂の雨樋は、紫外線や雨水にさらされ続け徐々に劣化が進み、年数が経過すると、少しの負荷や衝撃で割れて破損してしまうようになります。

また、金属製の雨樋も半永久的に使用できるというわけではなく、表面の皮膜が劣化したり傷が付いたりすることによって、その部分から錆が発生するようになります。

錆が進行すると穴開きなどの腐食を起こしてしまうため、注意が必要です。


残念ながら、経年劣化した雨樋は交換するしか手段がありません。

取り急ぎの対応で済ませるのではなく、早めに業者に交換工事を依頼するようにしましょう。


◆ 台風・積雪といった自然災害

台風や積雪、雹といった自然災害の威力によって、普段の生活の中では問題がなかった雨樋も破損してしまうことがあります。

雨樋の安全性を確保するためにも、支持金具の設置間隔を狭くしたり、積雪対策のカバーを取り付けたりと配慮することで、少しでも壊れないように工夫を施すことができます。


◆ 繋ぎ目のズレ

雨樋はパーツを組み合わせて構成されているため、繋ぎ目にズレが生じると雨水が漏れることがあります。

雨水が漏れてしまった際には、外壁や建物の基礎にまでトラブルが及ぶ可能性が出てきます。

こういった事態に陥った場合には、早めに業者に相談するようにしましょう。


◆ ひび割れや歪み

雨樋は経年劣化や繋ぎ目に負担がかかることによって、ひび割れを招くこともあります。

特に強い紫外線に当たり続けたり、雪やゴミの重さに耐えられないようになると歪みが生じ、雨水が正常に流れなくなることがあります。

発見次第、業者に連絡してパーツを交換してもらうことをおすすめします。


◆ 雨樋を支える金具のサビ・折れ

雨樋を設置する際には、建物を固定するために一部金具を使用します。

その金具が劣化すると、雨樋を支えることができなくなり、最悪の場合は落下して事故に繋がる可能性も出て来ます。

安全性を確保するためにも、業者に調査を依頼しましょう。




C. 雨樋の種類

雨樋には、素材や形状ごとに様々な種類があります。

雨樋の修理や交換について解説するにあたって、それぞれの特徴をご紹介いたします。


【 素材別 】

素材の種類によって違いが出るのは、主に耐久性と価格です。

交換後のメンテナンス計画も踏まえた上で選ぶようにしましょう。


◆ 塩化ビニール樹脂(PVC)

・軽量で低コストであることから、多くの住宅で採用されている

・色やサイズのバリエーションが豊富

・経年劣化によりひび割れや変色、変形が生じやすい


◆ 合成樹脂

・塩化ビニール樹脂と特徴は似ているが、合成樹脂の方が耐久性に優れ、価格もやや高い


◆ ガルバリウム鋼板

・軽量で錆に強く、耐久性が高いことから、近年人気

・価格も高い傾向

・劣化すると錆が生じることもある


◆ 銅

・価格は高いが、その分頑丈

・経年劣化により変色し、穴が開くこともある



【 形状別 】

形状によって違いが生じるのは、主に流水量と価格です。

お住まいの地域の降水量や積雪量に応じて、最適な物を選ぶようにしましょう。


◆ 丸型・半丸型

・最も一般的な雨樋の形状

・シンプルな形であることから、価格が低い


◆ 角型・箱型

・断面積が大きいことから、流水量も多い

・降水量が多い地域に最適

・デザイン性が高く、近年の新築住宅では採用されることが増えている


◆ 特殊型

・雨樋の上に覆いがあるタイプなどもあり、豪雪地帯などで多く採用されている

・雪や落ち葉が雨樋内に溜まったり、詰まりを防止することができる


D. H様邸の雨樋交換工事の流れ


長年使用している、または歪みや割れが見られる雨樋は交換を行う必要があります。

今後しばらくは破損するリスクも減りますし、素材や形状を変更したり、取り付け間隔の再確認を行うこともできます。



1.交換前


H様邸の雨樋は、経年劣化と勾配不良が見受けられました。

雨水をスムーズに排水し、家の外壁や基礎への雨水の浸水を防ぐためにも、雨樋には適切な勾配が必要です。

しかし、勾配不良に陥っている場合、雨水が溜まってしまい、雨樋から溢れてしまいます。

雨樋から溢れた雨水は、家の外壁や基礎に流れ込み、建物の劣化や腐食を招きます。


小城市H様邸の外壁塗装(雨樋交換工事)その1



2. 交換中


今回は一般的な塩化ビニール樹脂のパーツに交換いたしました。

適切な勾配をつけた上で設置していきます。


小城市H様邸の外壁塗装(雨樋交換工事)その2



3.完了


雨樋の勾配は、雨水を効率的に排水し、建物の寿命を長く保つために不可欠ですが、知識や経験不足の業者による施工不良も多く見受けられます。

雨樋の勾配は見た目では分かりにくく専門性が求められるため、信頼できる業者を選び、依頼するようにしましょう。


小城市H様邸の外壁塗装(雨樋交換工事)その3



D. まとめ


雨樋の劣化や破損を放置しておくと、建物自体の寿命を縮めてしまうことになります。

雨漏りは見られないとしても、雨樋の劣化を発見したら、早めに修理を依頼しましょう。

状態の悪化に伴い、他の箇所にも影響が及ぶだけでなく、工事費用も膨れ上がっていきます。

早期に対処すれば、負担や費用を抑えることに繋がりますので、お気軽にご相談くださいね。


弊社キスでは、適切な塗料の選定や施工手順の遵守、現場管理を徹底しております。
そうすることで、お客様にとって大切なお住まいを長きに渡ってお守りし、美しい仕上がりの外壁塗装を実現しております。
ぜひご安心してお任せください。


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ブログ執筆者/監修者

株式会社キスのブログ監修者の木須寛勝

株式会社キス 専務取締役 木須 寛勝

保有資格:1級建築施工管理技士、一級塗装技能士、外装劣化診断士、一般建築物石綿含有建材調査者、木造建築士、測量士補、コンクリート技士、福祉住環境コーディネーター2級

大学で建築について専門的に学び、多くの資格を取得した後、大手建設会社(ゼネコン)で7年間現場監督を勤めました。
オフィスビルや商業施設をはじめ、工場、さらには病院、大学に至るまで、幅広い分野の建設管理に携わり、経験と知識を積みました。

幼い頃から父母が誇りを持って仕事をしている姿や、お客様が「ありがとう」と喜んでくださる笑顔を見て育ち、次第に自分も地元である佐賀に帰り、地域に貢献したいと思うようになりました。
現在は保有資格やこれまで培ってきた経験を活かし、外壁塗装の劣化診断やご提案、塗装工事の現場管理を行っています。
お客様とのご縁に感謝し、衣食住の「住」である大切なお住まいを全力でお守りできるようサポートいたします!

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